借金返済から脱出
借金返済に悩み、ついには自殺にまで追い込まれる。このようなことをなくすために、借金返済の抜け道として「自己破産」とか、「過払い請求」などの法的措置が存在する。これさえ知っていれば、借金返済に悩む人み、ついには自殺まで考えている人を救うことができる。
自己破産とは、簡単に言えば、もう借金返済ができませんから破産します、と宣言すること。これをやると、たしかに後で法的に困ることもあるけれど、借金返済ができずに死んでしまうよりはずっとましだ。
過払い請求とは、借金返済で余分に払った利息分を返してもらえる制度のこと。違法な闇金融などは法外な利息を取っていることがあるから、その利息のうち多すぎる分が戻ってくれば、借金返済の負担がかなり減る場合もある。自己破産も過払い請求も、借金返済で悩んで自殺する人を救うために、弁護士やボランティア団体が普及に取り組んでいる。
借金返済にこのような法的措置があるのだから、それさえ知っていれば死なずにすんだ人も大勢いたかもしれない。ただ、それを知らないで借金返済に苦しむ人がいるから、悲惨な事件も起きてしまうんだろう。こういった事件を扱った話に、宮部みゆきの「火車」という小説がある。
「火車」は、借金返済に苦しんだ女性が犯罪を重ね、身分を偽ったり様々に変えたりして生き延びていく現実を描いている。たかだか借金返済のために、人はこうまで苦しまなければならないのか。また逆に、上に紹介した法的措置を取っていれば助かったのかもしれない借金返済の被害者を、皮肉な目で眺めている。借金返済による悲劇を救うためにも、こうした法的措置をできるだけ多くの人に知らせておく必要がある。